Z世代のインスタの使い方とは?
こんにちは!『Z世代会議』編集部のさやです。
今回のテーマは、
【Z世代のインスタ消費】についてです。
Z世代にとってインスタグラムは日常生活に欠かせないものです。
5~6年前、初対面の人と連絡先を交換する際に「LINE交換しよう」と言っていた私。
しかし、今では「インスタ交換しよっ」が圧倒的に多くなっていると感じます。
Z世代にとって身近なインスタグラム。Z世代を考える上では欠かせません!
その中でも特に、インスタグラムから広がるモノの消費についてみていきます。
■インスタ消費はInSDAだ!
dotの中で、インスタグラムを利用したモノ消費を
【InSDA】
と名付けました。
意味はそれぞれ
In・・・Interestの略。映え写真を見つける
S・・・Searchの略。ソーシャルで検索する
D・・・Desireの略。友達に写真を見せたくなる
A・・・Actionの略。消費と同時に投稿する
今回はインスタ消費の流れについてdotメンバーやそのお友達、青山学院大学のソーシャルよいこ4人にインタビューしてきました。Z世代のリアルな声をもとに、一つ一つ紹介します。(ソーシャルよいこの記事はこちら)
■Interest 映え写真を見つける
消費をする前にまずは、おいしそう・かわいい食べ物といった写真をインスタグラムで探します。
探し方は3通り。
・#で検索にかける方法
例えば、「横浜 カフェ」と入力。場所を入れることで近くのお店を探します。
・自分のフォローしている人の写真の中から探す方法
インスタ消費をする大学生は、おしゃれなインスタグラマーをフォローしていることが多い傾向。また、フォローしている友達の投稿の中から探すこともあります。
・暇な時間に流れてくる写真をスクロールして見ている!常におしゃれ写真を探している
インスタグラムの検索マークを押すと、知らない・フォローしていない人の写真がランダムに出てきます。これは「あなたへのおススメ」といったように、その人の趣味や好みによって出てくる写真が変わります。インタビューした大学生に見せてもらうと、常に映え写真をピックアップしているため、流れてくる写真もおしゃれな写真が多かったです。
では、大学生にとっての【映え写真】とはどのような写真なのでしょうか?
Eさん「かわいさとおいしさの両立です。原宿にあるようなピンクでキラキラ、カラフルなものでなく、お店の中の木のぬくもりや食べ物のボリューム、かわいくておいしそうなものを選んでいます。」
写真を選ぶ基準は、かわいさだけではありません。自分が食べることを意識して写真をピックアップしています。
だからこそスイーツだけでなく、おいしそうなお肉の塊だって映え写真に含まれます。
■Search ソーシャルで検索する
写真を選んだ後は、一度インスタグラムを離れて検索サイトで再び検索。
写真についているコメント欄から、お店の名前をピックアップ!
「食べログ」や「ホットペッパー」、「オズモール」といった検索サイトを使って、お店の名前を検索にかけます。
インスタから一度離れて検索した上で、
大学生たちは何を見ているのでしょうか??
Gさん「お店の営業時間、写真の中に出てきたメニューの値段。でも、やっぱり気になるのはお店のレビューや評価。そこはかなり見る。写真が良くても評価が悪いと、そのお店には行かない。」
Sさん「詳しい場所、予約できるか、写真以外にどんなメニューがあるかを見てる。あとは口コミが気になる!」
ソーシャルで検索することのメリットは、インスタグラムと違って【一度に情報が得られる】ことです。一つのページで、お店の詳しい情報を一気に見ることができます。
また、インスタからお店の良い部分、「映える写真」を見て、レビューや口コミからお店全体の評価をチェックしています。
■Desire 友達に写真を見せたくなる
さて、インスタ消費の流れ3つ目に来ました。ここからは再びインスタグラムに戻ります。
ソーシャルで検索した後、実際にお店に行った大学生たち。
そこではインスタで見つけたような映え写真を目指して、店内や食べ物、お店の外観、一緒に行った友達の様子・・・スマホでどんどん写真に収めます。
Gさん「お店の外観・料理の写真を撮る時には、やっぱりインスタにのせる用として意識してる」
インタビューした大学生の一人が話してくれました。
【かわいい写真をインスタにのせたい!】【いいね♡をたくさんもらいたい!】
この気持ちは、インスタ消費をする人たちにとって欠かせません。
だからこそ、友達に見せること、投稿することを念頭に写真を撮っています。
■Action 消費と同時に投稿する
写真を撮った後はいよいよ投稿!
インスタグラムの投稿には大きく分けて2種類あります。
一つは、ストーリー機能。24時間で投稿内容が消えるもの。
もう一つは、永遠に内容が残る写真の投稿。
今回のインタビューから、2つの投稿にかける熱量の違いが見えてきました。
始めに、
【ストーリー】はどのように利用しているのでしょうか??
Gさん「24時間で消えるから、考えずにポンポンのせる。写真の加工はしない。お店にいるその場でのせてる。」
Eさん「ストーリーはこまめにのせる!」
ストーリーは24時間で消えることから、大学生たちは気軽に投稿しています。消費と同時に、リアルタイムでストーリーにあげています。
次に、ストーリーでない写真の投稿はどうでしょう??
△インタビューした大学生の実際の投稿
Eさん「載せる写真は、一回家に帰ってから加工する。フィルター(アプリ)を使って写真の色味をそろえたり。一つの<作品>をつくるみたいな・・・。家に帰ってから、一日の思い出をその日のうちにあげる感じ。」
Yさん「iPhoneの画質がいいから、あえて加工しない!でも、友達と遊んだその日にはあげる。」
Gさん「家に帰ってから、写真を加工したり#をつけたり、コメント考えたり・・。できればその日に投稿する。」
写真を撮った後、家に帰ってから写真を加工、コメントをつける。
その作業は一日にあった楽しい出来事を後で振り返る【アルバム】制作のようです。
そのため、ストーリーよりも投稿の頻度は少なめで一つ一つの作業に時間をかけています。
■まとめ
今回は4人の大学生の話をもとに、インスタ消費について考えました。
インスタグラムという一つのアプリから広がるモノの消費、インタビューから投稿にかけるZ世代の情熱を感じました。
そう、インスタ消費は
【InSDA】なのです!!!