カシオZ世代会議①『Z世代が憧れる会社・ブランドとは?』
こんにちは!dotでインターンをしている大学四年のたけちゃんです。コロナで暗いニュースが続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?僕はコロナ禍のオンライン活動で出会えた仲間達ともに刺激溢れる毎日を送っています。
そしてdot全体としてもコロナ禍というピンチをチャンスに変えて、オンラインでより精力的に活動出来ているように感じます。
今回の記事ではそんなコロナ禍に始まったプロジェクト、オンライン開催されたカシオ計算機さんとのZ世代会議の模様をお届けします。
この記事を読めばZ世代がどのような価値観で世の中を見ているのか、その一端を知ることが出来ると思います。
ではどうぞ!
〇カシオ計算機さんとのコラボに至ったきっかけ
〇Z世代とは?タイプは四つに分かれる?
〇Z世代が憧れる会社、ブランドとは?
〇カシオさんと描く未来について
〇カシオ計算機さんとのコラボに至ったきっかけ
カシオ計算機さんは、時計や電卓、楽器などの電子機器の商品開発をしている会社さんです。
こちらカシオさんのホームページです!
https://www.casio.co.jp/
カシオさんが大切にしていることとして、『エンドユーザーの声を聴く』ということがあります。エンドユーザーとは、商品を最終的に使う人を意味しています。
カシオさんが次なるエンドユーザーとして目を付けたのがZ世代でした。
Z世代の声を商品開発に生かしたいという思いから今回のZ世代会議は開催されました。
〇Z世代とは?タイプは四つに分かれる?
Z世代とは1996年以降に生まれた若者のことで、物心がついた時からスマートフォンを持つのが当たり前な生活を送っています。『ソーシャルネイティブ』と呼ばれていて、上の世代と比べて価値観が異なるところが沢山あります。
Z世代を研究するZ世代集団のdotは2017年にZ世代3000人を対象にクラスター分析を行いました。その結果、Z世代を大きく四つのタイプに分類することが出来ました。もちろん、何かのタイプ一つに完全に当てはまるようなZ世代がいたというよりは、複数のタイプの側面を持つ人なども存在します。
4タイプ
こちらが四タイプの特徴を表した、イラストです。
〇Z世代が憧れる会社、ブランドとは?
今回のZ世代会議では、先ほど説明をさせていただいた四タイプにあてはまるメンバーを一人ずつ呼んでそれぞれのタイプの価値観をあきらかにしました。
今回のZ世代会議のテーマは『Z世代が憧れる会社、ブランドとは?』。第一回ということもあり、まずはZ世代の価値観を知ることを目的に開催されました。
4タイプで何を判断材料にして会社、ブランドを見ているかが違うので、ぜひ最後までお付き合いください!
★人生ガチ勢 はるき
「こだわりとかっこよさ・誰と一緒に働くか・人生ガチ勢」
人生ガチ勢のはるきが好きなブランドとして選んだのはアパレルのBEAMSプラス。
『長年着られる飽きの来ない本物の男服。』というコンセプトを掲げているこのブランドが憧れな理由を聞いてみると、時代で変わる部分ではなくどの時代でも通用するカッコよさを追求しているコンセプトに憧れるそうです。
就活中のはるき、どのような視点で会社を選んでいるのか聞いてみると、『誰と一緒に仕事をするのか』を大事にしているそうです。好きな仕事をやっていても、一緒に仕事をするひとが合わないと楽しくないと答えていました。
人生ガチ勢の特徴として、ブランドにおいてはカッコよさとこだわり、働きたい会社の条件としては誰と働くのかということがキーワードだと思いました。
★省エネペシミスト ぐんまちゃん
「未知よりも安心感・省エネペシミスト」
省エネペシミストのぐんまちゃんが憧れる会社として選んだのは、明治(チョコレート製造)です。明治を好きなったのは、高校生の時に企業研究したのがきっかけだそうです。チョコレート開発に関するまだ世に出る前の裏話を社員さんがしてくれたのを今でも覚えているそうです。省エネペシミストの特徴として、色々な事に興味を持ちづらいタイプですが、好きになってしまった企業、ブランドは熱狂的に愛してしまうことがあげられます。企業研究を通して開発者の想いや、こだわりを深く知り、それ以来ずっと明治のファンだそうです。
今でもスーパーなどに行くと、明治のチョコよりも安い値段のモノが売っていても、つい明治のチョコを購入してしまうそうです。商品を買うとき意識していることを聞いてみると、『未知よりも安心感』と答えてくれました。
一度その会社の理念に共感するとそこを愛し続けるとのことです。
省エネペシミストのZ世代に商品が刺さると、とてもコアなファンとして製品を応援し続けてくれるかもしれませんね。
★ソーシャルよい子・みひちゃん
「考えを買う・ソーシャルよいこ」
ソーシャルよいこのみひちゃんが憧れる会社、ブランドとして選んだのは、ホテルsheとナギ(生理用パンツを開発)です。
ホテルsheを選んだ理由として、ホテル=泊まるという概念を覆したところだと言っています。泊まるためのホテルではなく泊まるもおしゃれなところに憧れを抱いたそうです。
ナギを選んだ理由として、女性のためを想って製品を作っているところに惹かれたそうです。
社会のために尽力している会社の事を応援したくなるそうです。
さらには、最近様々な会社で取り組むようになったSDGsについては、
下心で、SDGsをやるのではなく、本心で取り組んでいるかが大事と答えていました。
人よりも物を買うというみひちゃん。興味のない人からするとガラクタ同然のモノの中から自分がときめいたものを買うのが好きだそうです。製品を買うときに意識しているのは、そのブランドの考え方に共感できるかどうか。『モノを買うというよりも考えを買っている』とみひちゃんは表現していました。
ソーシャルよいこは、友達が多く、SNS等で自分を魅せるのが好きな人が多いです。そして新しいことを楽しむのが好きです。考えを買っているというみひちゃんがブランドのファンになれば、影響力は抜群なのではないかと感じました。
★様子見フォロワー・らいらい
「SDGsを意識・様子見フォロワー」
様子見フォロワーらいらいが憧れるブランドして選んだのは、無印用品。らいらいが良いなと思うブランドや企業に共通しているのはSDGsに取組んでいること。無印はSDGsに関して下心なく取組んでいることから好きなんだそうです。必要なものを買わなきゃいけなくなったらとりあえず無印にいってしまうそうで、友達にあげる製品もサステナブルなものにしたいのだそうです。自分が自信を持ってお勧めできるものを友達にもというのは様子見フォロワーの特徴かもしれませんね。洋服を選ぶときは量よりも質を大切にするそう。サステナブルな製品かどうかを意識しているそうです。
様子見フォロワーも一度その会社、ブランドの取組みに共感すると長期的にファンになり続けてくれるかもしれませんね。
〇カシオさんと描く未来について
いかがでしたでしょうか?Z世代と一括りにいってもタイプが様々であることを実感できたのではないでしょうか?タイプごとの特性は今後こちらのブログで更に詳しく取り上げる予定なのでぜひチェックしてください!
こちらが本日の記事をグラレコでまとめたものです!
最後に、今後どんなことをカシオさんとやろうとしているか少しだけ紹介したいと思います。
『Z世代にとって時計は新しい体験??』
カシオさんの製品の一つに時計があります。Z世代の皆と会話していると、そもそも時計を付けたことがない人がかなり多いことが判明しました。僕も、時計を最後に身に付けたのは大学受験の時だと思います。このように上の世代にとって当たり前の製品をZ世代は通ってきていない可能性があるように思います。時間を見るという行為は、スマホで済んでしまう
現代。そこを逆手に取り、時計をつけるとどんな気持ちになるのか、Z世代が体験してみる企画を考えていたりします。
カシオさんの商品に対する想いを聞きながらZ世代に刺さる商品とはどんなものなのか考え続けていたいなと思います。
次回以降の記事もお楽しみに!